やはり、プロのライターの仕事だった

本

「へー、そうなの? それじゃ、ボクも読んでおかないとね」

自分の本がベストセラーになった時の、田中角栄の言葉だ。

政治家や芸能人の本は、ほとんど代筆によることは知られている。

素人の稚拙な文章よりプロのライターの文章は分かりやすい。

読者が、知りたいことは著者の文章力でなく、思いや考え方だ。

どうも『ゴーストライター』という呼称が、誤解の元の気がする。

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石原慎太郎が『天才』という小説に書いた稀代の政治家、田中角栄のベストセラーは『日本列島改造論』だ。この本によって高度経済成長も加速し、田中角栄のイメージも定着することになる。

政治家や芸能人の本の90%以上は、ライターの手によるものだ(私も数十冊手掛けてきた)。これらの本が、いわゆるゴーストライターが書いたことで問題になることは皆無に近い。読者にとっては代筆が問題なのでなく、収録されている中身こそが興味の対象となる。

文春文庫などでは、著者としては著名人の名前が表記されていても、扉の裏などに「この本は○○○○がノベルズ化しました」などと、こっそりとではあるが文章化した代筆者の名前を明記している。

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