「書くように書く」が物書きの基本(昨日の続き)

本

1時間のセミナーも、纏めれば二千字程度の文字量に過ぎない。

なぜなら、話し言葉は九割の無駄で構成されている。

それでも間の取り方や抑揚で、書き文字以上の説得力がある。

文章化の基本は、読者を魅了する比喩と、納得させる論理性。

衆人の心に届く文章構成でなければ、普遍性を持たない。

物書きとは、「書くように書く」ことのできる人のことだ。

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文章化作業に慣れてくると、意図しなくても自然と文章が整ってくる。さらに、無駄な接続詞や形容詞や副詞を削り、いかに端的に表現するかに力を注ぐようになる。伝えようとする相手、読者に思いのたけを伝えることの難しさが分かって来るからだ。

人はそれぞれ自分の経験や知識を土台にして、目の前の事柄を理解しようとする。百人に、同じ言葉で伝えたとしても、百通りの理解がされていると思わなければならない。同じ文章を読んだ読者も、理解や感想は十人十色だ。著者の思いが100%伝わるなんて稀なことなのだ。

読者に誤解の余地を与えず、より的確に伝えようとするならば、論理性と端的さが欠かせない。書くように書くとは、文章の持つ特性を理解して、読者に伝える努力を欠かさない文章化のことだ。

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